浅野日本酒店のこだわり

一、純米主義

純米主義

はじめに言っておくと、私は普通酒も本醸造も大好きです。
ではなぜ純米酒専門店にしたかというと、わかりやすいから。
果汁90%ジュースと100%ジュースどっちがいい?と聞かれたら、ほとんどの人が100%ジュースと答えるでしょう。
アルコールなどでコントロールできない分、造りは大変だと思いますが自然と戦っている厳粛性と人間の小ささみたいなものを感じます。
日本酒消費量は全体として落ち込む中、純米酒が伸びているのは、飲み手が純米酒の持つピュアさ、尊さを感じているからではないでしょうか?

しかし、普通酒や本醸造の食事との親和性や飲みすすめやすさ、価格の手ごろさも捨てがたい。
いつか「浅野日本酒店another」とかいって、普通本醸オンリーの店も出してみたい。笑

その後:2018年1月~11月の間オープンした「浅野日本酒店 祇園別邸」で、一週間限定で普通酒本醸造酒専門「浅野日本酒店 祇園別邸another」を開催しました。
結果は散々で、皆様純米や吟醸系を選んでおられ、ほとんど普通酒本醸造酒は出ませんでした。
祇園別邸は、梅田店や京都店と同じく、調理加工をしない酒肴オンリーだったからかもしれません。
しっかりとした料理がまずあって、それらの料理の邪魔をしない、引き立て役になる普通酒・本醸造酒が必要になるかもしれません。
「浅野日本酒店another」への道のりは、かなり遠そうです(笑)

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